出展社インタビュー

オリゴ糖の新たな力を引き出し 健康を支える
ウェルネオシュガーの『ケストース』と『きびオリゴ』

ウェルネオシュガー株式会社（旧社名：伊藤忠製糖株式会社、日新製糖株式会社）は、2024年10月1日に合併を経て新社名で新たなスタートを切りました。これにより、同社は更なる成長を目指し、健康に配慮した製品の開発に注力しています。砂糖を中心に、機能性を持つオリゴ糖など、消費者の健康をサポートする製品を取り扱っており、消費者のウェルビーイングの改善にも寄与しています。

同社の代表的な製品のひとつである『ケストース』は、腸内で酪酸菌やビフィズス菌といった有益な菌の増殖を促進し、腸内環境の改善に貢献するオリゴ糖です。ケストースは、その特性から大腸まで分解されずに届き、腸内での酪酸生成を手助けする機能があるが知られています。
酪酸は免疫機能や代謝機能、さらには脳や認知機能の向上にも寄与することが分かっています。酪酸は、大腸内で効率よく生成されるようになることで、免疫力を高めることができ、ダイエットや生活習慣病の予防、日々の健康維持に繋がるため、注目されている短鎖脂肪酸です。

また、ケストースには乳幼児のアトピー性皮膚炎の改善にも効果があることが確認されています。適量を摂取することで、皮膚の重症度が軽減し、症状の改善が期待できることが示されています。

さらに、ケストースにはペットにも有益な効果を発揮する機能があることが確認されています。実際、犬に対して、乳酸菌と組み合わせて摂取させたところ、犬のアトピー性皮膚炎の改善が見られたという報告があります。このエビデンスを受けて、ケストースをペット向けの商品にも積極的に提案しており、ペットの健康をサポートする新たなアプローチとして注目されています。

加えて、ウェルネオシュガーのもうひとつの注力製品が『きびオリゴ』です。『きびオリゴ』は、沖縄と奄美地方産のサトウキビのみを使用したフラクトオリゴ糖シロップで、国産のサトウキビを100%使用しています。素材本来の風味やコク、美味しさが際立っているオリゴで、この『きびオリゴ』は、健康を意識した甘味料として、多くの消費者に利用されており、砂糖の代替品としても注目されています。で、皮膚の重症度が軽減し、症状の改善が期待できることが示されています。

高品質な製品維持のためのISO22000・FSSC認証の重要性

ー森 成巳 様には、取得しているISO22000とFSSC22000の活用とJMAQAへの期待も伺いしました。

私は社内のISO委員を務めており、ISOの素晴らしさは、体系的な仕組みを導入することで、安定した高品質な製品を維持できる点にあると考えています。
また、砂糖に関連するサプライヤーの観点になりますが、私どもが提供する製品を使用している最終ユーザー様からは信頼の証として「ISO22000やFSSC22000の認証を取得していますか？」と必ず聞かれます。ここではISO22000やFSSC22000の認証取得していることが、信頼を裏付ける重要な証拠として大変役立っており、実際に営業面などで活用しております。
ここではISO22000やFSSC22000の認証取得していることが、信頼を裏付ける重要な証拠として大変役立っており、実際に営業面などで活用しております。