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FSSC22000(食品安全システム認証)

FSSC22000とは

FSSC22000とは、Food Safety System Certification 22000の略であり、FSSC22000財団(Foundation FSSC22000)(旧FFSC)によって開発された食品安全のためのシステム規格です。GFSI(Global Food Safety Initiative)という非営利団体の認証スキームの一つとなっています。GFSI は2000年5月に、食品業界の国際的な活動として、The Consumer Goods Forum(CGF)のもとで発足しました。GFSIの活動目標の一つとして、一度認証を受けると、どこでも認められる認証制度を選定することが掲げられており、民間の第三者認証制度に対するベンチマーク認証としての評価基準が決められました。その後、ベンチマーク認証としての位置づけに対する認識は国際的にも広まってきており、日本国内においても食品業界における理想的な取引要件としての運用も広まりつつあります。

FSSC22000認証は、GFSIにより認められたベンチマーク認証の一つであり、2017年4月には全世界で15,000カ所が認証登録されており、国際的には最も広まっているベンチマーク認証の一つとして認識されています。FSSC22000の要求事項の構成要素は、食品安全マネジメントシステムとして全ての食品関連企業に適用される主要要求事項となるISO22000、前提条件プログラム(PRP)として各食品業界向けに確立された個別の技術仕様書、および、FSSC22000追加要求事項としてGFSIのベンチマーク認証として承認を受けるための付加的要求事項から構成されています。

PRPの技術仕様書としては、食品製造業に対してはISO/TS22002-1、食品包装材料製造業に対してはISO/TS22002-4が位置づけられており、今後も新たな食品関連業種がFSSC22000認証の対象に設定される際に、FSSC22000財団から適用される技術仕様書が提示されます。

FSSCとは

HACCP、ISO22000、FSSC22000の関係

HACCP、ISO22000、FSSC22000、及び、ISO9001が取り扱う活動の範囲を下図に示します。
管理すべき食品安全の危害要因として食中毒原因菌などを評価し、適切な管理を可能にする手段としての殺菌工程などをCCPとして管理することがHACCPと呼ばれており、その運用をマネジメントシステムとして運営管理を行うのがISO22000です。具体的には内部監査やマネジメントレビューなどを行い、食品安全を保証するという有効性を継続的に改善するものです。

一方、ISO9001では、構築の目的が「顧客満足=品質全般」であり、品質には「おいしさ」、「使いやすさ」なども含まれますので、「食品安全」に特化したものではありません。

HACCP、ISO22000、FSSC22000の関係

また、ISO22000とFSSC22000の違いについては、ISO22000という規格は全ての食品関連業種に対して汎用性のある基準なので、FSSC22000では、各食品関連業界向けに作成された技術仕様書が前提条件プログラムに関する要求事項として位置づけられていることが挙げられます。加えてGFSIのベンチマーク認証として承認されるために、追加の要求事項も設定されています。これは、FSSC22000認証では、食品関連組織として運営管理の信頼性を向上させるために、詳細なPRPや、その他の食品関連企業に期待される新たな活動として供給者、アウトソースの管理や食品防御、食品偽装予防などが活動要件として付加されていることによります。

FSSC22000とISO22000はともに、HACCPシステムを運用の中心に位置づけた食品安全の第三者認証制度であることは同じです。本来的にはISO22000とFSSC22000の間で組織活動の運営レベルに差をつけることを目的としたものではありませんが、詳細な項目について運営ルールの体系化が求められているFSSC22000認証の方が、食品業界における取引要件としては高い信用を得ている傾向にあります。

例えば、ISO22000の認証取得では、定期的な第2者監査を受審することが取引条件として要求されることが、FSSC22000認証を取得している場合には、定期的な第2者監査を受信する必要が無くなったり、簡素化されたりする場合があります。

FSSC22000の導入メリット

FSSCを導入すると、以下のようなメリットが考えられます。

  • CodexのHACCP原則に沿った活動が実施されている企業としての位置づけはもちろんのこと、国内外の大手小売チェーン、大手食品製造などに対して、新規の販売チャネル開拓の機会が拡大する
  • 安全で高品質な食品を製造、供給できることを証明し、消費者や取引先に対するブランド力、ブランドイメージなど、アピール効果が高まる
  • 自社の食品安全ハザードが明確になり、効果的な食品安全の仕組みを構築できるので、クレームへの迅速な対応、及び予防体制が整うとともに、社内の食品安全に関連した技術、経験、知識が体系化されることにより、これらが会社の財産として継承できる
  • ハザード分析、トレーサビリティシステム構築、製品回収、不良品の削減など経営に対する負のリスク管理が可能になる
  • 社内外の監査コストが削減される

FSSC22000の狙い

FSSC22000の認証取得は、ISO22000への適合が要件となっていることから、会社としての無形財産であるノウハウを体系化することが大きな目的となることは言うまでもありません。これに加えてGFSIベンチマーク認証であるFSSC22000の第三者認証を取得していることが証明できることから、理想的な活動が出来ている食品関連企業として顧客取引先からの信頼を得ることが可能になります。

すなわち、各食品業界向けに設定された前提条件プログラムとしての技術仕様書、また、近年の注目課題となってきている食品防御や食品偽装予防を含む追加要求事項への対応、そして、非通知審査にも対応できる組織運営を確立することを通じて組織運営の信頼性を保証することなどが可能になります。

したがって、ISO22000は、組織内部的な活動を自組織のために体系化することが活動の狙いになりますが、FSSC22000では、これに加えて、外部の顧客組織からの信頼を得るように活動の体系化を行うことが狙いになります。

一方では、画一的な運営を要求することがFSSC22000認証制度の目的ではないことから、各社の特徴を生かした運営も可能となっています。すなわち、一般衛生管理に該当するような前提条件プログラムに対して、組織の活動実態に合わせたリスク評価を行なうことで、設備による体制づくりや、ルールや手順などのソフトで対応すること(例えば、清掃頻度を上げて、記録を付ける等)が許容されています。但し、ソフト対応を多くすると、現場での作業要員に負荷が大きくなり、生産性や効率の低下などにつながることが知られていますので、経営者はバランスの良い投資を判断する必要があります。

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