FSSC22000
(食品安全システム認証)
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審査および
認証取得支援サポート
CASE.11
日東ベストにおける「安全・安心」への取り組み
10工場・3規格(FSSC/ISO22000/JFS‐C)で認証取得
取得活動を全社における食品安全管理体制のレベルアップにつなげる
代表取締役会長 大沼一彦様(中央)、代表取締役社長 塚田莊一郎様(中央向かって左)、日東ベスト全8工場の皆様、
関西ベストフーズ(上写真左)、九州ベストフーズ(上写真右)、JMAQA副センター長 伊藤新二。
日東ベスト株式会社(本社:山形県寒河江市幸町4番27号 https://www.nittobest.co.jp)は、業務用冷凍食品を中心に、日配食品、缶詰・袋詰・チルド・レトルト食品の製造販売を行っています。食品を扱う企業として、提供商品についての「安全・安心」に関する衛生管理、食材管理、製品管理の徹底を基本に、美味しさを追求しています。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)の認証については、2020年に山形工場で、FSSC22000とISO22000の認証を取得。今回、関連会社工場を含む9工場で、FSSC22000、ISO22000、JFS‐C規格の3規格で認証取得(同じタイミングで山形工場はJFS‐C規格を取得)したことで、日東ベストグループ10工場(*)3規格の取得が完了しました。その認証取得に伴って開催された授与式でうかがった内容を紹介します。
(*)10工場:山形工場、寒河江工場、大谷工場、天童工場、東根工場、神町工場、高松工場、本楯工場(以上日東ベスト全8工場)。関西ベストフーズ、九州ベストフーズ
日東ベスト株式会社 代表取締役社長 塚田 莊一郎 様のご挨拶
日東ベストの象徴「走頭無路(*)」で10工場3規格にチャレンジ
認証取得によって企業価値の向上を実現
(*)「先頭を走るものには道がない。常に自らの工夫と努力を尽くし、自ら切り拓いていく」という意味です。
「安全・安心」への “うねり”の一環で仕組みの導入と認証取得へ
今回、FSSC22000、ISO22000、JFS-C規格の3規格で10工場での認証取得を完了しました。なぜ食品安全マネジメントシステム規格の認証に取り組んだのか、それは、私ども日東ベストにおける自社製品に関する「安全・安心」を徹底する活動の一環ということです。
日東ベストでは、安全・安心については以前から最重要テーマと位置づけ、社を挙げてさまざまな施策を重ねてきています。その一つとして、3年前から品質保証に関する活動を効果的に推進するために、全社横断的な体制として本部制を導入しています。それ以前の品質保証部、規格部といった部単位で壁があった組織体制を、より機能的に動けるように組織変革を行いました。
この変革のねらいには、日東ベストの「安全・安心」に関して、製品そのものでより高めると同時に、販売部門などを含めたサービス全般で徹底していくことにあります。安全・安心への活動はこれ以外にも多岐にわたっており、 “うねり”と呼べるような展開を図っています。今回、その“うねり”の一環として、食品安全マネジメントシステム規格に対応した仕組みを導入して、認証取得に取り組んだのです。
日東ベストの象徴「走頭無路」から10工場3規格の認証取得にチャレンジ
おかげさまで、先行した山形工場を含めた10工場3規格での認証取得を完了しましたが、この工場数で同時に3規格というチャレンジングな内容は、まさに日東ベストを象徴する言葉「走頭無路」に相応しいと考えています。
「走頭無路」は、私どもの長い歴史の中で諸先輩方々から脈々と受け継がれている言葉です。「先頭を走るものには道がない。常に自らの工夫と努力を尽くし、自ら切り拓いていく」という意味であり、この言葉が意図する企業活動を継続してきた証として、今回の認証取得に至ったと考えています。
ではなぜ同時進行で取り組んだのか、その経緯を紹介します。まず対象工場の数ですが、10工場で同時進行するのは負荷が高い、段階的に分けてという選択肢もありました。ですが、同時進行でやろうと決断した背景は、工場長を含めた人事異動があるのでしっかりした仕組みが効果的である、次に、工場によって取り組みの差が極力生じないようにする、そして、これが重要ですが、全工場が「安全・安心」について同じ方向で動いていくことを期待したからです。以上の理由から、同時進行がむしろ効果的だと考えたのです。
もちろん実務面からも可能かどうかを検討しましたが、やれると自信がありました。以前、HACCPの概念を取り入れた衛生管理である総合衛生管理製造過程承認制度が出始めた当時、すぐに関連会社である九州ベストフーズで導入し、続いて日東ベストの各工場へ展開した経験がありました。一工場で導入すれば他工場でもスムーズにできるという経験の裏付けがあったのです。
次に、同時に3規格にチャレンジした理由ですが、食品安全の国際規格としてFSSC22000が広く認知されているようですが、日東ベストとして食品安全への取り組みを対外的に示すためにも、FSSC22000だけでなくこれから伸びていくであろうJFS-C規格に着目したということです。
また、どちらの規格も求めているのは食品安全の仕組みであり、本質的には切り分けるものでない、むしろ現場実務そのものであり、別々にやるより一緒に進める方が効率的という判断もありました。
認証取得への期待――企業価値の向上に直結
10工場3規格の認証取得によってどう変わったか/変わることを期待するかという質問については、認証によって企業価値の向上に直結したと考えています。具体的には、日東ベストが提供する食品についてその安全性が目に見える形、つまり“見える化”が実現できたのが大きな成果だと言えるでしょう。
先行の山形工場では、取得したことで、周囲の目、とりわけお客様からの期待を強く感じているとのことです。この期待は、逆に万一何かあれば期待に沿わないことになりかねないのです。よって、より高いモチベーションを持って業務に取り組む姿勢が強まったと感じています。
今回10工場3規格の認証が揃ったことで、同じように外部からの期待を日東ベスト全体でいただけるはずです。認証取得が全体への評価となり、さらなる期待につながっていくはずで、身を引き締めて応えていきます。
今後の展開についてですが、FSSC22000やJFS‐C規格はグローバルで認められた食品安全の基準です。ビジネス面では国内のお客様はむろん、グローバルマーケットでも評価される立場になり、新たなステージでさらなる営業展開を考えています。その展開の一環ですが、今回の認証取得は日東ベストの「安全・安心」への取り組みの証なので、広くお客様に発信していくつもりです。
もちろん今回の取得は、日東ベストの仕組みが認められたわけですが、同時に求められる水準のハードルがさらに上がっていくと受け止めています。そこで、継続的に改善を続ける取り組みが欠かせないと考えています。
具体的には、現在提供している日東ベストの商品についての「安全・安心」をしっかり維持していく、同時に、この安全・安心について品質目標で掲げてさらに大きく高めていく、その結果として他社より圧倒的に高い水準の品質と安全性を維持し続け、お客様の安心につなげていく、このような展開を図っていくつもりです。
日東ベスト株式会社 代表取締役会長 大沼 一彦 様のご挨拶
国内認証件数10%(*)を占める成果を達成
認証という道具を社是の実現に活かしていく
(*)JFS-C規格の国内認証件数の割合(2023年12月時点)
今回の10工場3規格の認証取得は、まさに日東ベストの「走頭無路」が実現した証だと考えています。中でもJFS-C規格は日本における認証件数の約10%を日東ベストが占めるという素晴らしい成果にもつながっています。
社内的にも、一連の活動の過程で、10工場の従業員が一致団結して、各工場長を中心に同じベクトルの方向に向いて活動したこと、その成果として認証取得を達成したこと、これらは大きな自信になっているはずですし、日東ベストとしても素晴らしい経験になりました。
この機会に一つ強調しておきたいことがあります。それは、認証とは道具であり、今回、素晴らしい道具が手に入ったということです。日東ベストの社是「食品産業の分野において広く社会に貢献し、永続と繁栄のもとに企業を構成する人々の理想を実現する」ために、今後、この道具をしっかり使っていただきたい。
今回、認証取得というバッヂをつけることができたので、それに恥じないように今後もしっかり取り組んで行くことを期待しています。
現場の取り組みに関するインタビュー
日東ベスト株式会社
取締役常務執行役員 品質保証本部長 佐藤 光義 様
品質保証部 部長 菅原 昌一 様 課長 齋藤 和弘 様 課長 神保 俊広 様
120名参加の勉強会を10回開催
取得までの過程は現場の再確認の機会へ
既存の取り組みのさらなるレベルアップにつなげる
キックオフでの不安感は研修と勉強会で払拭し予定スケジュール通りに取得
−現場の視点についていろいろ伺います。まずは、先行で取得した山形工場の経験を活かしたとのことですが、認証取得までの流れを教えてください。
日東ベスト様のご発言(以下同): 山形工場は2014年に操業を開始、日東工場におけるモデル工場として位置づけられています。食品安全の認証についても2020年にFSSC22000とISO22000を取得しており、今回、この取得の経験を生かして、10工場の取得に取り組みました。
実際に活動をスタートさせた段階の感想としては、2022年4月のキックオフの時点では、正直な話としてHACCPには取り組んでいたものの、FSSC22000やJFS-C規格に関する知識が不足しており、不安を感じていました。
ですが、日本能率協会の研修事業部(*日本能率協会審査登録センターとは別組織で峻別した活動をしています)による講師派遣研修がはじまって定期的に受講して、社内の勉強会を重ねたことで、当初の予定スケジュール通り2023年11月にすべての工場でFSSC22000、ISO22000、JFS-C規格の3つで認証取得を完了することができました。
各工場から総勢120名参加の勉強会を10回実施
−取り組みを推進する組織について教えてください。
組織体制については、認証取得プロジェクトを主導する本社推進チームを設置し、このプロジェクトの総合責任者には佐藤光義品質保証本部長が就きました。同時に各工場で食品安全チームを立ち上げ、責任者には工場長を据えています。
このメンバーが集まって、毎月1回、山形工場を含めた各工場をテレビ会議システムで結んで講師派遣研修に参加してきました。この研修は、自分たちの仕組みを検討する勉強会という役割もあって、毎回、本社にはリーダークラスの40名が集まり、テレビ会議システムの参加者を含めると、総勢120名の規模で実施、一緒に学んできました。
研修で印象的だったのが、講師の方が食品安全規格について大変分かりやすく解説してくれたことです。
講師派遣研修で規格が求める現場への適用内容を理解
−講師派遣研修について感想を詳しくお願いします。
今回の取り組み内容を振り返ってみると、この講師派遣研修の効果が大きかったです。たとえば規格の要求事項が求める内容と、工場の実際の現場の取り組みがどの程度合致しているのか、足りないところは何か、こういった内容を研修の場で講師が非常に分かりやすく解説してくれました。ここで学んだことに基づいて、各工場は食品安全マニュアルの修正や仕組みの構築を進めていきました。
研修は内部監査員育成の回も含め合計10回開催し、毎回、講師からは宿題が出されました。その内容について食品安全チームが中心になって、現場を交えて勉強することで、規格が理解できて、仕組みの確認と必要に応じた改善につながっていったのです。
-FSSC22000、ISO22000、JFS-C規格の3つの規格で、それも10工場で進めるのは、現場にとって大変という印象があります。
うまくいった理由の一つとして、本社推進チームを中心に各工場の食品安全チームを据えた体制が機能したことがあるでしょう。各工場のチームメンバーは、管理職だけでなく若手の専任者を加えたチーム編成にしたことで、現場の浸透につながったと思います。
また、メンバー全員が集まる毎月の研修では、他工場の進み具合も分かります。これは取り組み全体の進捗管理にもなったようで、予定通り進めることができました。
審査を通して改善ポイントを把握しレベルアップにつなげる
−JMAQAの審査についてコメントをいただけますか。
今回、審査は2回に分けて受けましたが、1段階目の審査では各工場、いろいろな指摘を受けています。この内容について、テレビ会議を通じて皆で共有する体制で進めました。お互いの指摘の内容を見せあい、問題点やその改善対応方法について情報共有したことで、全体としてスピーディーな進行につながったと思います。
また、審査の制度上、審査現場ではアドバイスはできないということで、審査員からは直接は改善に向けた対応方法などの案内はありませんでした。ただ、アドバイスにはならない形で、改善すべき内容について気づかせるようなコミュニケーションをとってもらえたので、実際の改善につながりました。
講師派遣研修も含めた感想になりますが、今回、管理体制の在り方やその弱みについて具体的な指摘を受けたことは非常に勉強になりました。これは、組織としてのレベルアップにつながったとも考えています。
あと、審査員については、今回は主に一名の担当審査員に確認してもらえたので、各工場の比較などができてよかったと思います。その一方で、次回以降の審査では、複数の審査員に担当してもらうのも良いのではと考えています。それぞれの審査員からいろいろなモノの見方を得る機会になることを期待しています。
今までの活動内容を再認識、再確認する機会になる
−現場における一連の取り組みについて感想をお願いします。
食品安全に関する仕組みの理解が深まったと思います。たとえばフローダイヤグラムやハザード分析などの重要性を再認識し、自分たちが今までやってきたことについて一段と自信を持てるようになりました。また、認証取得までの取り組みを通して、QC工程図やHACCPに関する考え方など、あらためて深く検討を重ねたことも貴重な経験になりました。
-再認識によって、理解がさらに深まったということですね。
食品安全について、今まで自分たちがしっかりやってきたという自負がありますが、それぞれの工程の意味合いについて、「こういったことをやった場合、こういったリスクがある」等々と、実際にやっていることの裏づけについて改めて考え、確認する機会になりました。
以前より、より深い理解につながり、食品安全についての現場の意識が向上していると感じます。
-今後の期待も含めて認証取得の効果についてお願いします。
10工場3規格の認証取得への取り組みは、販売部門にも期待されており、日東ベスト社内で定期的に出している「週報」で情報共有してきました。今回、予定のスケジュールで取得できたことは、販売部門とお付き合いがあるお客様からの評価も向上したようです。すでに一部のお客様からは二者監査について監査免除という話をいただいています。
一方、社内的には、組織として全社の一体化がさらに進んでいると感じます。同時に、食品安全への対応のベースがより強固になり、さらなる品質向上につながっていくことが期待できるでしょう。
各工場の良さの標準化を図り日東ベスト全体の向上へ
−今後の対応について教えてください。
12月に全管理職が集まる場があり、ここで5ヶ年計画の中期計画と2024年度の予算編成方針について情報共有されました。その場で認証取得について、さらなるレベルアップの機会にすることが打ち出されています。
現在は、レベルアップに向けて全工場に対応が必要な内容について、推進チームが中心になって各工場の食品安全チームに落とし込んでいる最中です。今後の展開としては、その横展開の活動によって各工場の標準化を進め、10工場で共通した高い水準の管理体制を組むことで、日東ベスト全体のレベルを現状以上に高めていく予定です。
「FSSC22000 認証取得研修プログラム資料」
食品安全マネジメントシステム構築を支援
現在GFSI認証スキームの一つである“FSSC22000”が注目されています。 顧客からの要求を受け、認証取得に向け構築に取組む企業も多いなか、基幹となるISO22000やPRP要求事項のISO/TS22002-1規格要求項目に対して具体的にどの程度のレベルまで対応すべきか、悩んでいる推進者も少なくありません。 日本能率協会では、FSSC22000 認証取得研修プラグラムをご提供しています。
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食品安全認証・規格の認証取得事例について
食品安全認証・規格に関する取得事例インタビューを掲載しております。日本能率協会では、インタビュー内にもあるように、様々なニーズやお悩みに対して幅広くご提案をすることが可能です。
新規取得、切り替えをご検討中の企業担当様は是非ごらんください。
メリーチョコレートカンパニー
Mary Chocolate FSSC22000
安心安全な製品づくりが、
社員一人ひとりの習慣になっていくことが理想
イートアンド
Eat-and ISO22000/9001
「ISOは自分たちの行動基準」が、
ISO9001で土台を築き、ISO22000で優先部分を強化
朋和産業
Howa Sangyo ISO22000
印刷業界の変化を先読みし10年前から準備 ISO22000でバックヤードを強化し顧客に安心を与え、 信頼の獲得をめざす
ナリヅカコーポレーション
Nariduka Corporation FSSC22000
個々の業務の役割が明確になり、
組織としてのリスク対応がレベルアップ
日油
Nichiyu FSSC22000
「安全・安心」のリスク管理でFSSCに取り組む
業務全般のマネジメントでの活用をはかる
石井食品
Ishii Syokuhin ISO22000/9001/14001・FSSC
新体制強化にISOを活用、強みを生かした仕組みで
新商品開発に意欲
日世
Nissei FSSC22000
顧客の要請、新工場内部統制強化のためFSSCを導入
技術の伝承とクレーム低減にデジタルメディアを活用
魚津漁業協同組合
Uotsu Gyogyo Kumiai ISO22000・FSSC
安全安心+品質重視のシステムを構築し、25人全員参加で効果的な運用につなげる
小岩井乳業
Koiwai Nyugyo JFS-C規格
JFS-C規格が食品安全への「気づき」につながり
自分達の「やりたいことができる仕組み」の実現へ
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SOCSマネジメントシステムの改革とは
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ナラザキフーズ 釧路工場
Narazakifood JFS-C規格
事業と統合した仕組みを現場で導入し
外国籍従業員の活躍を促進 職場全体の活性化につなげる
明治チューインガム
Meijichuingam ISO22000・FSSC・JFS-C規格
食品安全システムの運用で全社で「絶対安全」意識を統一
多彩な仕掛けで現場力を向上、目指すは関係者全員の笑顔
濵田酒造
Hamadashuzou ISO22000/9001/14001・FSSC
Q・E・Fのシステムによる「年度方針表」に基づき
目標管理をトップから現場まで首尾一貫して運用
理研ビタミン 草加工場
Rikenvitamin ISO22000/9001/14001・FSSC
SDGs・DXに対する取り組みの見える化で
ISO業務の省力化・高度化を実現
ディスペンパックジャパン
Dispenpak ISO22000/9001・FSSC
世界唯一「パキッテ」製造をISOの考え方が支える
社会貢献を第一に“ものづくり”環境を実現
不二製油
Fujioil ISO22000/9001/14001・FSSC
ISOと事業活動を直結させ社会課題の解決に貢献
品質、環境、食品で認証取得しESG経営を推進