統合審査について
ISO9001とISO14001、ISO9001とISO/IEC27001など、2つ以上の規格を取得されている組織は、今や珍しくはありません。各規格はそれぞれ狙いとする内容は異なるものの、「マネジメントシステム」「PDCAサイクル」という根本的概念や、文書管理、記録管理、内部監査、マネジメントレビューといった項目において共通しているなど、複数の規格の共通化比率を高めて運用することができるようになっています。
2013年にAnnexSL(専門業務用指針)が発行され、MSS(マネジメントシステム規格)は今後この【MSS共通テキスト】に則り改訂されます。
これにより、章立てや用語が統一され、マネジメントシステムマニュアルの一体化がより容易になりました。
JMAQAでは、そのような皆様のニーズに応え、複数規格取得の利便性を高めて効率よく運用していただくために、複数規格を同時に審査する「統合審査」を実施しております。
詳細は、CS・マーケティング部までお気軽にお問い合わせください。
統合審査のイメージ
[QMS(ISO9001)とEMS(ISO14001)の統合審査の例]
連続審査 | 各規格ごとに審査チームが編成され、連続した日程でそれぞれのチームが審査を実施します。 |
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併行審査 | 各規格ごとに審査チームが編成され、同一日程で審査を実施します。初回会議、経営者審査、日々会議、最終会議など、可能な部分は共同で実施します。 |
複合審査 | 単一の審査チーム(1人のチームリーダー)により、各規格の一連の審査活動を統合して行います。 |
統合審査のメリット
- 異なる規格を同時に審査するため、審査対応のための負担が軽減されます。
- 複合審査であれば、審査工数が削減され、審査費用の低減も可能です。
- マネジメントシステムの共通化により、維持管理の効率化が図れます。