140年の歴史が育んだ味のこだわり
職人の技と現代的な技術の融合による伝統と安心の味

富士甚醤油株式会社は、大分県臼杵市に本社を構え、140年以上にわたる歴史を誇る伝統的な醤油メーカーです。創業当初から一貫して素材にこだわり、味だけでなく、安心できる原料を使用した商品づくりにも取り組んできました。これにより、地域密着型の製品作りを行い、高品質な醤油や味噌を提供しています。独自の製法に基づき、手間暇かけて醸造された製品は、消費者に安心感と美味しさを届けることを目指しています。同社の製品は、熟練した職人の技と現代的な技術を融合させ、さらに品質を高めることに注力しています。

例えば、今回の展示会で紹介している、『国産素材 丸大豆醤油』は、国内産の丸大豆を使用し、長期間熟成させることで深いコクと旨味を引き出しています。こうした素材と製造方法によって、煮物や焼き物、和食全般に最適な濃口醤油を実現しています。日本の伝統的な味を守りつつ、現代の食卓に欠かせない高品質な調味料として親しまれているのです。

また、『国産素材 あわせ味噌』は、国産の大豆と米を使用して作られたまろやかな味わいの味噌で、熟成された深いコクと豊かな旨味が特長です。味噌汁や煮物、ドレッシングなどさまざまな料理に使用でき、家庭料理を一層美味しく仕上げることができます。この味噌は、飽きの来ない風味で長年にわたって多くの家庭に愛され続けています。

さらに、『うまからもやしのたれ』は、ゆでた国産もやしに和えるだけの旨からタレで、辛さと旨味が絶妙に調和しています。また、炒め物やサラダに加えるだけで、簡単に本格的な味わいを楽しむことができ、料理のアクセントとして大活躍します。

これらの製品はすべて、富士甚醤油が長年培ってきた信頼と技術の集大成といえるものです。伝統的な製法と現代的な設備を駆使し、消費者にとって価値ある製品を提供し続けています。また、環境にも配慮した製品作りを進めており、今後は脱炭素化や環境問題への対応をさらに強化していく予定とのこと。こうした企業方針によって、さらなる品質向上と持続可能な製品作りを実現し、今後も消費者のニーズに応えていきます。

富士甚醤油は、創業からの長い歴史と地域密着の製品作りを通じて、消費者に信頼される企業を目指し、これからも高品質で安全な製品を提供し続けます。

ISO22000認証を活かした信頼構築で海外でも信頼を獲得

菊地達也 様に、取得しているISO22000の活用とJMAQAへの期待も伺いしました。

菊地様は、海外営業も担当しており、ISO22000認証が海外の顧客からの信頼を得る重要な要素となっていると語っています。「ISO22000の認証を取得していることで、私たちの組織が国際規格に適合していることを証明し、海外のお客様に安心感を与えることができています」と話しています。
また、富士甚醤油の製造工場ではISO22000に沿った食品安全マネジメントシステムを、トップのリーダーシップのもと、従業員が一丸となって運用しています。そのために、特に現場での食品安全への意識が徹底しており、品質の維持と向上に大きく貢献していると強調しました。