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FSSC22000(食品安全システム)の審査期間選定のポイント

食の安全

および

*「FSSC22000」は大手食品メーカーや小売との取引条件となるケースが増えている食品安全規格です。

*「認証取得支援サポート」は日本能率協会ISO研修事業部が提供するものです。日本能率協会審査登録センターによる第三者審査登録活動とは峻別された独立した活動です。

審査機関選定のポイント

登場人物

能率博士:大手食品メーカーでの品質保証部長経験あり。

いそくん:博士のご近所さん。惣菜メーカー勤務。

審査機関は「品質・価格・納期」で選ぼう

いそくん:博士、いよいよ当社もFSSC審査を受けることを決めたよ。でもFSSCの審査機関っていっぱいあるんだね。課長もどの審査機関にすればいいか迷っているみたい。

博士:審査機関の選定は今後のシステム運用に大きな影響を与えるからね。

いそくん:博士もFSSC審査機関を選定したことがあるんでしょ。ポイントを教えてくれませんか?

博士:業者選定の原則は「品質・価格・納期」だ。この原則はFSSC審査機関の選定でも変わらない。品質を評価するためには①審査機関の規模 ②FSSCの審査実績 ③所属する審査員数が参考になる。価格については相見積もりをとることで適正価格か判断できる。納期については、審査時期などについて対応してもらえるかだ。

いそくん:高い買い物ですから「品質」から詳しく教えてもらえませんか?

審査機関の「品質」を見極める方法

いそくん:高い買い物ですから「品質」から詳しく教えてもらえませんか?

博士:①審査機関の規模は、大きければいいというものではないが、FSSC以外のISO22000やISO9001、ISO14001などを含めた全体の認証組織件数が一定数ある方がいいだろう。原材料の購買先選定時に信頼性を確認するために資本金や取引額をみるようなものだ。日本適合性認定協会(JAB)のホームページに認証組織件数があるので参考にするといい。ただし、JAB以外(イギリスUKAS 等)で認定を受けている認証機関は記載されていないので、必要に応じて確認が必要だ。

いそくん:外資系などの審査機関も増えてきているものね。

博士:②その中でもやはり食品分野(FSSC,ISO22000)での審査実績は重要だ。FSSCの審査が始まってから5年程度だから、現在多くの認証組織件数があるということは、FSSCの審査が始まる前から、食品分野に力を入れていた審査機関と言えると思う。特に自社の業界の認証組織数がどのくらいあるかも営業マンなどから確認しておくと自社の業界に強いかが判断できる。

いそくん:なるほど。

博士:③審査をするためにはFSSCの審査員が必要だ。多くの認証組織件数があるということは、それに対応できるだけの審査員がいるということだ。どのくらいの審査員数を保有しているかも営業マンに確認しておくといい。実はFSSC審査のベースとなるISO22000の審査員になるには5年以上の食品関連産業で常勤での実務経験が必要など、ISO9001の審査員資格と比較すると条件が厳しくなっている。それだけ専門性が必要とされる分野といえるだろう。

いそくん:当社のFSSC認証取得の一番の目的は、食品事故を未然に防ぐことだから、業界に詳しい審査員に審査して欲しいのはもちろんとして、たくさんの視点で審査してもらった方がいいかな。

博士:審査員の専門性だけでなく審査員と組織との相性もあるからね。こちらの希望に沿う審査員に来てもらえる可能性は高くしておきたいところだ。

相見積もりで「価格」を比べよう

いそくん:価格はどうやって決まるのですか。

博士:FSSCの審査工数(何人日必要か)は、製品群数と従業員数による計算式で決まっているので、自ずと必要な審査工数が決まってくる。従って、審査機関が違っても審査工数の差はほとんどないはずだ。この審査工数が足りないと、十分な審査ができないばかりか、認証自体が認められないこともあり得るから、審査機関からの相見積もりで大きく違えば算出根拠を確認しておいた方がいい。

いそくん:見積もりをもらうときの他の注意点は?


博士:登録審査だけでなく、次回更新審査までの1サイクルの見積もりをもらうといい。トータルコストで比較しよう。次年度以降の予算も立てやすくなる。

「納期」は審査時期や日数など柔軟な対応力を見て選ぶ

いそくん:最後の納期に該当することは何ですか?

博士:いそくんの会社にも繁忙期があると思う。その時期の審査は避けたいよね。またいそくんの会社の審査工数が仮に4人日だとしたとき、1人で4日間審査することもできるし、2人で2日間審査することもできる。こういった対応ができるかも大切なことだ。短い期間の方が気が楽に思うかもしれないが、複数の工場がある場合など、同じ審査員に担当してもらった方が評価結果に差が出ないというメリットもある。工場間のレベルの差もわかりやすよね。審査時期や審査日数についても相談できる審査機関がいいと思う。

いそくん:審査員の専門性や相性、審査時期や審査日数などの相談できるところとなると、結果としてある程度の規模と審査実績のある審査機関が有力になりそうですね。価格を含めて総合的に判断できるようにします。その他に注意しておく点はありませんか?

 

博士:外資系の審査機関だと、報告書や是正処置報告書のやり取りを英語でしなければならないところもあるから、もし外資系の審査機関が候補であれば確認しておいた方がいいだろう。また、既に認証を取得している同業他社があれば、審査の印象を聞いておくのも参考になるだろう。いい審査機関と出会えることを祈ってるよ。


まとめ

食品安全規格の審査機関を選ぶ際には、業者の「品質・価格・納期」を比べることが重要です。

品質は審査機関の規模や審査実績、所属する審査員数などが参考になります。価格は複数の審査機関に見積もりを依頼して、適正価格を判断しましょう。納期は、審査時期や日数など柔軟に対応できるかもポイントです。

審査にかかる費用は決して安くありませんから、複数の業者を見比べたうえで信頼できる審査機関に依頼しましょう。また、外資系の審査機関ではやり取りが英語に限られる部分がないか確認しておくことも大事です。

日本能率協会審査登録センターは、ISO22000、FSSC22000、JFS-C規格の国内登録総数No.1の審査機関です。

認証取得および認証取得支援サポートを行っていますので、規格に関するお問い合わせ、審査機関の変更方法なども、お気軽にお問い合わせください。


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