「JMAQA AWARDS 2020」
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)では、
ご登録いただいている組織を対象とし、事業とマネジメントシステムを一体化させることで、
ISOを上手く活用し成長している組織の取り組みを称え、
紹介するための表彰制度として「JMAQA AWARDS」を設けております。
第3回である「JMAQA AWARDS 2020」は、
審査員からの推薦組織のなかから選考委員会の審議を経て、
下記の3社が受賞しました。
受賞組織
【コマニー株式会社】
受賞テーマ
「SDGsおよびISOの事業プロセスとの統合について」
取り組み概要
コマニー株式会社様は、石川県小松市に本社を置く、パーティションの専業メーカーです。
ISOマネジメントシステム規格の認証はJMAQAからは、
ISO9001を1999年から、ISO14001を2001年から登録されています。
コマニー様では、2015年に国連加盟国が採択した持続可能な開発目標であるSDGsについて、
2018年4月に「SDGs宣言」を発表し、これを実現するための「コマニーSDGs∞(メビウス)」という
独自の発想によるマネジメントのモデル図を構築しています。
今回、目標管理プロセスにおいては、2019年度の「経営計画書」(ダイジェスト版)である
「施策一覧」の中で、施策テーマごとに品質、環境、リスク(会社として重大なもの)の区分けを
明確にするとともに、SDGsの17ゴールとの関連も明確にしており、
ISO、SDGsと事業プロセスとの統合を図っていることが評価され、授賞となりました。
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受賞組織
【株式会社ディスペンパックジャパン】
受賞テーマ
「QMS、FSMS・FSSCの統合マネジメントシステムの活用と
製造現場でのヒューマンエラー防止の取り組みについて」
取り組み概要
株式会社ディスペンパックジャパン様は、1986年にキユーピー株式会社、
三菱商事株式会社、現三菱商事パッケージング株式会社の合弁会社として設立されました。
東京都調布市に本社を置き、食品を中心とした容器包装の開発、生産を行っています。
容器に充填するものは、ソースやドレッシング等の液体調味料類から、
油脂加工製品類、乳製品類、清涼飲料水類、シロップ類、菓子類等々、多岐にわたっています。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)による認証は、ISO9001は全社で2000年より、
ISO22000は全社で2009年より、FSSC22000は南足柄工場、富士吉田工場が2013年より登録しています。
同社では、創業者の経営理念である「挑戦」を更に進化させ、
親会社の経営理念も取り入れつつ2030年のビジョンの中で、
経営理念を従業員含めた少人数の勉強会で徹底的に意識付けしています。
今回、“ものづくり”の製造現場では、ヒューマンエラー防止のための管理システムが
先駆的に導入されている点が評価されました。
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受賞組織
【不二製油株式会社】
受賞テーマ
「不二製油グループにおけるESG経営とISOの取組みについて」
取り組み概要
不二製油株式会社様は、大阪府泉佐野市に本社を置く、植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、
大豆加工素材の事業に関する食品の開発製造販売している会社です。
ISOについては、ISO9001を1996年から製品群毎に順次取得し、2014年にグループ会社を含め取得、
ISO14001は2000年から事業所毎に順次取得し、2010年にグループ会社を含め取得、食品安全については、
ISO22000、FSSC22000をステップ毎に順次取得し、2019年度に国内26工場で取得が完了しています。
今回、単なるモノづくり(製品の提供)ではなく、PBFS(Plant-Based Food Solutions)
つまり植物性の食素材によって社会課題の解決を追求していくという決意を表明し、ESG経営を進めることで、
持続的なグループの成長を果たすと同時に、
社会の一員として持続可能な社会の実現に貢献することを目指している点が評価され、受賞となりました。
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