「JMAQA AWARDS 2021」
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)では、
ご登録いただいている組織を対象とし、事業とマネジメントシステムを一体化させることで、
ISOを上手く活用し成長している組織の取り組みを称え、
紹介するための表彰制度として「JMAQA AWARDS」を設けております。
第4回である「JMAQA AWARDS 2021」は、
審査員からの推薦組織のなかから選考委員会の審議を経て、
下記の4社が受賞しました。
受賞組織
【株式会社草川精機】
受賞テーマ
QMSを活用して組織の「風土改革」を推し進め
経営指標の継続的な改善につなげる
取り組み概要
株式会社草川精機(京都市南区上鳥羽麻ノ本町20-4)は、
1962年に創業、金属・非金属精密機械部品の製造及び組立を行っています。
高精度の高品質の大型部品の切削加工を得意とし、アルミはもちろんのこと、
ステンレス、鉄、銅など多種の材質加工が可能です。
創業以来の独自の技術で、液晶・半導体をはじめ
食品、医療、運輸、航空宇宙関連などの多様な分野へ進出してきました。
「至誠・努力・技術」をモットーとして、時代の変遷と時流に沿って
常に多様なニーズに対応してきたお客様に信頼される「ものづくり」が強みです。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)による認証は、
ISO9001を2003年より登録しています。
同社では、強いリーダーシップでISOを活用して「風土改革」を推し進めてきており、
今回、売上高などの経営指標の継続的改善を実現している点が評価されました。
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受賞組織
【三協精密株式会社】
受賞テーマ
「全員参加」の仕組みを目指し教育・研修を充実させ
医療機器パーツ製造に求められる信頼性に応える
取り組み概要
三協精密株式会社(長野県安曇野市明科光582)は、
精密プラスチック加工をコアテクノロジーに、医療機器分野と情報機器分野で強みを持っています。
とりわけ同社の人体・生命に関わる医療関連の製品は、
衛生・安全性を最優先させるべき重要パーツとして精度やクリーン度が求められるもので、
同社の高い技術力が顧客に広く評価されています。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)による認証は、
ISO9001は1998年より、ISO13485は2017年より登録しています。
今回、マネジメントシステムを『経営を適正に実施するためのツール』であると位置付けて、
会社に関わる全ての人々が、規格に沿って決めごとを守り実行するという、
システムと事業との統合を理想的な形で実現している点が評価されました。
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受賞組織
【濵田酒造株式会社】
受賞テーマ
Q・E・Fのシステムによる「年度方針表」に基づき
目標管理をトップから現場レベルまで首尾一貫して運用
取り組み概要
濵田酒造株式会社(鹿児島県いちき串木野市湊町4-1)は、
1868年(明治元年)にいちき串木野市に蔵を構え、現在は伝兵衛蔵・傳藏院蔵・金山蔵の3蔵を有し、
伝統・革新・継承のスパイラルを図りながら、焼酎、リキュール類の製造・販売を行っています。
2019年には世界三大酒類コンペティションの「IWSC2019」にて、
独自の熟成技術から生まれた「香熟芋」によるライチのような香りが特徴の「だいやめ~DAIYAME~」が
焼酎部門における最高賞「トロフィー」を受賞しています。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)による認証は、
ISO9001とISO14001は2006年より、ISO22000とFSSC22000は2018年より登録しています。
今回は、複数のマネジメントシステム(Q、E、F)を対象に
「2020年度方針表」から部署単位「目標管理表」に展開し、仕組みとして
トップから部門・個人レベルまで首尾一貫した仕組みで運用されている点が評価されました。
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受賞組織
【明治チューインガム株式会社】
受賞テーマ
「絶対安全」をコミット・実効する
食品安全マネジメントシステムを運用
さまざまな仕掛けで現場力に更なる磨きをかける
取り組み概要
明治チューインガム株式会社(愛知県清須市西枇杷島町旭3-8)は、
1960年に明治製菓が出資し設立され、以後、明治製菓ブランドの商品を生産開始し、
1974年より自社ブランドの提供もはじめました。
現在は、チューインガムに加えてチューイングキャンデー、グミも主力商品に加わり、
明治ブランド、自社ブランドやOEM商品など数多くの商品ラインナップを生産しています。
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)による認証は、
ISO22000は2009年より、FSSC22000は2011年より、JFS-C規格は2018年より登録しています。
同社では、経営者より「絶対安全」を目指すとの方針(コミットメント)が出され、
食品安全マネジメントシステムを使って、現場における提案改善の推進、作業の標準化、
品質・食品安全教育の強化含めて、現場力の充実化・更なる磨きを実現してきており、
今回の受賞となりました。
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