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採用情報・審査員募集

審査員インタビュー 小寺弘剛(こでら ひろたけ)

審査員インタビュー 小寺弘剛(こでら ひろたけ)

経営コンサルとして“現場感”と “全体最適”を重視
ISO審査員のお仕事がスキルアップに効果的

Q.

どのような経緯でISO審査員になったのですか?

A.

個人のコンサルタントとして活動し始めて気づいた問題点は、経営者や管理者の方々とお話する機会が多い一方で、現場リーダーや現場社員の方々と直接お話する機会は意外にも少ないということです。
また、相談内容も特定の経営課題や特定部門に関するものが多く、会社全体の取り組みや組織全体の体制をじっくりと診断できる機会は、開業前の想定より多くありませんでした。
比較的若く個人開業したこともあり、そのような活動ばかりを続けていると、“現場感”を失って、理想論ばかりの“評論家”的なコンサルタントとなっていくのではないか?と恐ろしく感じておりました。

そんな折、クライアント企業数社でISOマネジメントシステム構築の支援に携わる機会があり、審査員としての活動にも興味を持ちました。
ISO審査においては、経営者だけでなく、営業部門、設計・開発部門、外注・購買部門、検査・出荷部門など、組織活動の全体をチェックする必要があります。また、三現主義(現場・現物・現実)の考え方も非常に重視されており、現場確認や現場ヒアリングが必須です。
ISO審査員としてのスキルを向上させることで、 “現場感”を持った地に足のついたコンサルティングや、“全体最適”を実現できるコンサルティングなど経営コンサルタントとしてのスキルも向上させることができるのではないかと考え、審査員活動を開始しました。

JMAQAの審査機関としての魅力①
――“よい経営の実現に役立つ”審査を実践

Q.

審査員になるにあたってたくさんある審査機関の中でJMAQAを選んだのはなぜですか?

A.

数あるISO審査機関の中でも、JMAQAを選んだ一番の理由は、当機関が、“よい経営の実現に役立つ”審査を最も実現できていると感じたからです。
“経営革新の推進機関”を掲げる日本能率協会が母体であることもあり、JMAQAでも、受審組織様のイノベーションを促進させることや、マネジメント能力を向上させることを強く意識した審査活動を展開しています。
実際に、先輩ベテラン審査員方の審査活動を見ていても、形式的なチェックや指摘は、ほとんど見られません。組織のマネジメント上の問題点を可視化することや、マネジメント能力向上につながるような指摘を行うことに、時間と体力を集中させているように思います。
また、受審組織様の意識の高さもJMAQAの特長だと思います。ISO認証の取得のみを目的とする組織や、指摘を受けないように欠点を隠そうとする組織は、非常に少ないと感じます。むしろ、組織の問題点の可視化や、問題の本質をついた指摘を行うことを受審組織様から求められていると感じることが多いです。
このように、意識の高い審査機関や先輩審査員方、受審組織様方に囲まれることは、私自身にとっても大変刺激となっていますし、また、やりがいにもつながっています。

JMAQAの審査機関としての魅力②
――審査員には「豊富な学習機会」を提供

JMAQAの魅力のもう一つとして、豊富な学習機会が提供されていることがあります。
例えば、新人審査員を主な対象とした「実践審査塾」という研修があり、ISO規格別(ISO9001、ISO14001など)や業界別(医療福祉分野、食品分野など)に、問題発見能力や審査指摘能力の向上を図ることができます。
その他にも、「審査合同会議」やISO規格別の「審査技術会議」などの研修もあり、ISO規格に関する最新情報や、環境法令など法令改正に関する情報、その他、業界・業種ごとの企業の最新動向やトレンドなどの情報を得ることができます。
また、『ガイダンスノート』という業種・業界ごとの、審査のポイントや専門用語等をまとめた資料も提供されています。
私のように個人で活動していると、これらの情報を収集するには、多くの時間・体力・コストが必要であるため、非常に有難いと感じています。

審査員としての仕事のやりがいと目指す審査員像
“問いかけ”力によって組織自身のさらなる変革を支援

Q.

JMAQAの審査員として達成したいことをご紹介ください。

A.

ISO審査員は、コンサルティング(解決策の提示)が禁止されています。しかし、だからこそ、審査活動の中で、経営コンサルタントとしも大切なことを気づかされました。それは、組織を変革させるのは、“答え”ではなく、“問いかけ”であるということです。
経営コンサルタントの典型的な失敗の一つに、安易に“答え”を提示してしまうということがあるように思います。組織の置かれている状況や抱えている問題の把握・分析が不十分な状態で、コンサルタント自身の経験に基づいた思い込みの“答え”を提示してしまうということです。
一方で、ISO審査員は、コンサルティングが禁止されているからこそ、組織のマネジメント上の問題点や問題を発生させている原因の追及に集中できます。
JMAQA先輩審査員方の活動を見ていても、組織の問題点やその問題の真因に迫る鋭い“問いかけ”をすることで、“答え”を提示するより、はるかに効果的に組織に変革をもたらしているように見えます。
私は審査員歴が浅いこともあり、先輩方には及びませんが、“問いかけ”力をさらに向上させることで、受審組織様のイノベーション促進やマネジメント能力向上に貢献していきたいと考えています。

審査員紹介

審査員 小寺弘剛(こでら ひろたけ)

小寺弘剛(こでら ひろたけ)

金融機関にて勤務後、2015年に経営コンサルティング事務所「小寺経営支援事務所」を開業、2016年に中小企業診断士登録を行いました。
現在は、経営計画や事業計画の策定・実行、ISOやBCP(BCMS)、SDGsやCSR経営など経営管理の仕組みづくりや運用などのテーマを中心に、個社支援や公的相談業務、研修講師などの活動を行っています。
ISO審査員としては、2018年にISO9001の審査員補資格を取得、2019年にISO14001の審査員補資格を取得し、その後、JMAQAでお世話になっています。

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