【公開研修 開催報告「VR(バーチャル・リアリティ)を使った演習」】
ISO9001内部監査のレベルを飛躍的にアップさせる
現場の問題発見力強化セミナー
取材先:VR(バーチャル・リアリティ)を使った演習 現場の問題発見力強化セミナー
日本能率協会では、9月4日に「VR(バーチャル・リアリティ)を使った演習 現場の問題発見力強化セミナー【品質ISO9001】」を開催しました。監査先の工場の現場をVRを通して再現した本セミナーでは、参加者は現場における課題発見のポイントを実践的に理解することができます。
監査では現場でいかに課題を見つけていくかが重要になります。監査をテーマにした従来のセミナーでは、紙上などアナログで架空の工場などの現場を想定して、模擬監査を体験するケースが大半でした。
今回、実際の製造現場で特別に許可をもらって撮影した映像を使って監査の場を再現しています。VRでゴーグルを通して実際に現場にいるのと同じ光景を目にすることができるのです。
本セミナー(【品質ISO9001】)の開催・詳細についてはこちらまで。
●VRで工場の現場を再現し模擬監査を体感!
参加者は、ゴーグルを通して実際の工場の現場を目にすることができます。
本番の監査と同様に自分で着眼点を探していきます。
セミナーでは内部監査に関するさまざまなノウハウが取り上げられます。チェックリストについて記入方法を含めて解説します。
VRで工場の現場を一通り見終わった後、講師が課題を見つけるための現場での着眼点について解説します。
●「百聞は一見に如かず」
セミナーの場でセミナー参加者が、ゴーグルを装着して見えてくる世界は、部品工場の製造現場であり、食品工場の製造現場です。
VRコンテンツは、実際の製造現場で特別に許可をもらって撮影しているので、あたかも、本当に現地・現物を見ているような感覚で、監査の技法・ポイントを学ぶことができます。
VRセミナーは、今までにない体験を参加者にもたらし、新たな気づきを導き出す―VRは今後のセミナーのあり方に大きな変化をもたらすことが期待されます。
今回ご参加いただたいた方々からの感想を紹介します。
○とくに良かった点は、VRを使っているので監査先の工場の現場を何回も見直すことができたことです。どういうところに問題がありそうなのか、トレーニングなので幾度も振り返って確認することができて大変勉強になりました。内部監査だけでなく二者監査で調達先に赴くことがありますが、監査先で現場を何度も見直すことは難しいです。ですから幾度も見直しができるこのセミナーは、監査員育成のためのトレーニングには最適でしょう。
○監査現場ではどこを見るべきか、その視点をVRでは自分自身で選べる点が良かったです。映像などで模範的な着眼点を紹介するようなセミナーもあるようですが、VRなので自分で自由に視点を選ぶことができるので、着眼点についての効果的なトレーニングになりました。
○今回のセミナーでは一つの工場の現場を体験しましたが、VRを活用することでさまざまな現場を見て回ることが可能になるはずです。監査員研修として一人ひとりの技量や担当に応じた模擬監査トレーニングができるなど、いろいろな可能性があると思います。
他にもいろいろな感想をいただきました。
・VRという新技術を使った研修は非常に興味深かった。
・VRで見ることができる事例があるので、この研修で1回だけ見るのでなく、何度も見直すことでより効果的になるはず。
・現場の状況は映像や画像だと見にくいが、VRだと分かりやすい。
・監査について、一通り解説があった後にVRを使った演習ができるので良かった。
・プロジェクターで表示するより、ゴーグルなどの道具を使って興味を持たせるようになっている点が良かった。
・スマホを使ったVRなので社内セミナーなどで手軽に利用してみたい。
・監査でのヒアリングについて、良い例と悪い例を見比べることができるのは大変勉強になった。
本セミナー(【品質ISO9001】)の開催・詳細についてはこちらまで。